HackableThings

HackableThingsは、「ユーザーがカスタマイズすることで使い方を広げられるプロダクト」の可能性を探るプロジェクト。
私たちは日々、さまざまなモノやサービスを使う中で、「もうちょっとこうだったらいいのに」とか、「こんなことができたらいいのに」と感じることがあります。そんな時、ハッカビリティを考慮して自由に改変しやすく設計されていれば、ユーザー自身が創意工夫して、それぞれのニーズや状況に合わせて最適化できるようになります。これからのユーザー体験を考えて行く上で、単に「利用体験」だけでなく、「ハックする体験」をデザインすることが、モノとヒトの新しい関係性を生み出す糸口になるのではないかと考えています。

ケーススタディとして、身近なプロダクトである時計を題材にアイデアを展開し、「なんでもアラーム」「つながるタイマー」「しゃべるクロック」の3種のプロトタイプを製作し、Maker Faire Tokyo 2017に出展。会場では実機をデモしながら、来場者のみなさんに「あなたならどんな風にハックしますか?」と問いかけ、新たなハックのアイデアを付箋に書き出していきました。